優先登録通知を受け取ったお客様へ
ここでは、優先登録(第一区分)制度についての詳細と、今後のスケジュールや、弊社への申請代行お申し込み方法などについてご説明します。
▼優先登録第一区分とは
優先登録第一区分とは、既存のドメインの第三レベルドメイン(地域型の場合は第四レベル)を、そのまま汎用ドメインの第二レベルに登録することができる優先登録区分です。
例えば、 example.ne.jp、example.chiyoda.tokyo.jp は、次のように汎用ドメイン example.jp に対して優先権を持ちます。
| 既存ドメイン | 優先対象汎用ドメイン |
example.ne.jpb (属性型)
example.chiyoda.tokyo.jp (地域型) | example.jp |
| ドメインレベルについて
ドメイン名は、いくつかのドメインレベルから構成されています。
各レベルは、" . (ドット)"で区切られ、それぞれ右から第一(トップ)レベルドメイン、第二(セカンド)レベルドメイン、第三(サード)レベルドメイン・・・と呼ばれます。例えば、
「example.chiyoda.tokyo.jp」の場合、「example」は第四、「chiyoda」は第三、「tokyo」は第二、「jp」は第一レベルドメインと呼ばれます。 |
▼申請の競合と優先順位
従来のドメイン名では、第2レベルドメインの種類が複数あるため、同じ汎用ドメインに対して、複数の申請がある場合があります。
そこで従来ドメインの取得年月日の古い順に順位を決め、申請があったドメインのうち、もっとも古いドメインに対して取得権利を与えます。
| 既存ドメイン | 取得年月日 | 優先順位 |
| example.co.jp | 1996/1/1 | 1位 |
| example.ne.jp | 1999/12/1 | 2位 |
| example.chiyoda.tokyo.jp | 2000/1/1 | 3位 |
▼優先登録申請と登録権の決定
汎用ドメインを登録する権利は、申請のあったドメインのうち、もっとも優先順位の高いドメイン所有者に与えられます。
期間内に申請がない場合は、高い順位をもっていても登録権は与えられません。
優先順位が低い場合でも、上位のドメインが申請を行わなければ、登録権を得ることができます。
| 既存ドメイン | 取得年月日 | 優先順位 | 申請の有無 |
| example.co.jp | 1996/1/1 | 1位 | 無 |
| example.ne.jp | 1999/12/1 | 2位 | 有 |
| example.chiyoda.tokyo.jp | 2000/1/1 | 3位 | 有 |
上記の場合、順位が1位の example.co.jp は申請を行わなかったため、登録権をもちません。申請を行ったドメインのうち、順位がもっとも高い example.ne.jp に登録権が与えられます。
| ※1 |
申請代行にかかる料金は、登録権を得られない場合でも、一切の返金は致しません。
あらかじめ御了承の上、お申し込みください。
|
| ※2 |
取得年月日が同じドメインには同順位が与えられます。両ドメインが優先権を得た場合、抽選により最終的な登録権が決定します。 |
▼優先順位の確認
JPNICは、優先登録第一区分対象ドメインの優先順位を確認できるシステムを用意しています。こちらからご覧になれます。
説明に従って操作すると、【優先順位確認】欄に、優先順位を持つドメイン種別名(属性ラベル)がリスト表示されます。
以下の例をご覧になって、優先順位を確認してください。
例)EXAMPLE.CO.JPで確認した場合の表示
EXAMPLE.JP
| 順位 | 属性ラベル | 登録年月日 | 移転(*1) | 移行(*2) |
| 1 | CO | 1995/05/11 | | |
| 2 | NE | 1997/01/13 | | |
この例だと、登録文字列「EXAMPLE」に対しては、EXAMPLE.CO.JP、EXAMPLE.NE.JPがそれぞれ1位、2位で優先権があることになります。EXAMPLE.CO.JPは、優先順位1位の優先権があることになります。
▼メールによる通知とパスワードの郵送
JPNICでは、各ドメイン関係者へメールによる優先登録案内通知と、優先登録に使用する優先登録パスワードの郵送を行ないます。
このとき、必要となる「メールアドレス」と「書類送付先住所」は、既存ドメインのものが使われます。これらの情報が誤っていると、必要な情報やお知らせがとどかず、優先登録自体が無効になる可能性があります。
お客様のお手元に届きました優先登録案内通知には、既存のドメイン情報から得られた優先パスワードの送付先が記載されています。(sampleでいうところの、「■優先登録申請をするには」以降にある、赤い文字の部分です。)
この送付先住所と宛名を確かめて、もしも誤った住所や宛名が記載されていた場合には、すぐに以下の案内にしたがい既存ドメインのチェックと情報の変更を行なってください。(弊社会員IDを持つお客様に限ります。)
既存ドメインの情報確認方法
▼優先登録第一区分のスケジュール
スケジュールについては以下の通りです。
2001年1月
1 10 20 31
+---------+---------+----------+
JPNIC +--------------------+
中旬 優先登録案内通知送付
弊社 ------------------------------->
ドメイン情報更新受付期間(優先登録用) |
2月
1 10 20 28
+---------+---------+-------+
JPNIC | | +-----
+----+ 22日 優先登録第一区分受付開始
10日前後 優先登録パスワード郵送開始(予定)
弊社 +--- ? ---+ +-------------
申請代行案内 15日 優先登録第一区分申請代行受付開始
HP上にて告知 |
3月
1 10 20 31
+---------+---------+----------+
JPNIC ----------------------->
23日 優先登録第一区分受付終了(正午)
弊社 ---------------->
16日 優先登録第一区分申請代行受付終了(午後6時) |
3月23日以降の汎用ドメイン登録手順(優先登録第一区分で、当該ドメインの登録権を得た方のみ)や、その案内につきましては、追って弊社HP上のこのページにてお知らせします。
▼優先登録第一区分 申請代行お申し込み
優先登録第一区分を申請するにあたって、優先登録パスワードは必須です。
弊社では、このパスワードがお手元に届いているお客様のみ、申請代行を受付けさせていただきます。
具体的な代行のお申込み手続きに関しては、2001年2月の上旬〜中旬にアナウンスいたします。
▼優先登録パスワード(郵送)について以降をお読みになり、申請代行の申込み手続きをお願いします。
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