| メーリングリストを利用する前に、その仕組みと違いについて触れておきましょう。 「メーリングリスト」というものについては特別な取り決めというものがありません。普段私たちが利用している電子メールを使い、同じ内容を複数の相手に対して送信する行為を指します。 複数人に渡る特定の誰かと連絡をとりあいたい場合、以下の2通りの方法を用いて実現可能です。  通常のメール送信 メーリングリストを介さない場合、通常はその相手の数だけメールアドレスを指定します。  図1  メーリングリストマネージャを使用することによるメール送信 メーリングリストの場合、窓口となるメールアドレス宛へ送信するだけで、その後はメーリングリストマネージャが複数の相手に対して送信を代行します。  図2  メーリングリストを利用することによるメリット 上記のどちらにおいても同じ目的は達成されますが、「さくらのレンタルサーバ」、「さくらのメールボックス」に付属のメーリングリスト機能をつかえば以下のようなメリットがあります。 
				送信先メールアドレスは原則ひとつだけで済むメーリングリストのメンバは参加者全員のメールアドレスを知っておく必要がなく、メーリングリスト用のメールアドレスに対してメールを送信すれば、あとはメーリングリストマネージャが代行します。後から参加したメンバでも過去のやりとり(履歴)を任意に参照できる(要設定)「さくらのレンタルサーバ」スタンダードプラン以上であれば、過去のやり取りをHTML化することで、ウェブブラウザから参照できるようになります。リストメンバを伏せることができる(要設定)連絡網ではなく、広報用として利用したい場合、リストメンバのアドレスを第三者へ不用意に知らせる必要がなくなります。メールの容量制限メーリングリストへ投稿できるメール容量を制限することにより、円滑な運営が可能となります。  どんなときにメーリングリストを使うのが好ましいのか メーリングリストは応用次第で色々な使い方をできますが、「さくらのレンタルサーバ」、「さくらのメールボックス」では以下のような使い方を想定しています。 
					仲間内(サークルなど)における連絡用200人未満の規模で運営するメーリングリスト  不向きである例
			
			携帯電話へのメール送信 一度に大量のメール送信を行うと、送信先メールサーバが迷惑メールとして認識してしまい、返送されてくる恐れがあります。 |