目次
さくらのVPSで提供する「さくらのGaming script:Minecraft(統合版)」に関するページです。
概要
スタートアップスクリプト「Minecraft Server(統合版)」は、さくらのVPSで作成された仮想サーバー上に Minecraft(統合版)のマルチプレイサーバーを構築できるスクリプトです。Java版についてはこちらをご覧ください。
さくらのVPSなら「14日間無料お試し期間」を利用して、Minecraft(統合版)を低価格なマルチプレイサーバーでスタートしてから、プレイ人数に合わせて上位サーバーへ変更することも可能です。
仕様
提供プラン | 全てのプラン |
---|---|
バージョン | V4以降のバージョンのみ利用可能 |
OS | Ubuntu 18.04 のみ利用可能 |
注意事項
「Minecraft Server(統合版)」のご利用に当たり、事前に下記規約への承諾をお願いします。
・Mojang利用規約
・マインクラフト エンドユーザーライセンス規約
・プライバシーポリシー
Minecraftなどのバージョンアップにより、「Minecraft Server(統合版)」が予期せず利用できなくなる可能性があります。
「Minecraft Server(統合版)」で構築されるサーバー環境は、お客様ご自身で管理していただく必要があります。
サーバー管理及び運用方法は、弊社及びMojang社へお問い合わせいだだいてもお答えいたしかねます。
Minecraftに関する情報は、Minecraftのヘルプページに記載のリンク先などをご参照ください。
本スクリプトは、さくらのVPSの「スタートアップスクリプト」機能の一部です。スタートアップスクリプト機能の利用条件やその他詳細についてはスタートアップスクリプトをご確認ください。
事前準備
Minecraft 統合版 クライアントの購入
ご利用になるプラットフォーム(PC、ゲームコンソール、スマートデバイスなど)により購入方法が異なります。お手元のプラットフォームを確認して、販売サイトなどから適切なクライアントをご購入ください。
サーバーの購入
本スクリプトのご利用には、お申込み済みの「さくらのVPS」が必要です。お申し込み方法については、「お申し込みのながれ」をご確認ください。
※ お試し期間中は帯域制限があるため、操作に遅延等が発生する場合があります。
さくらのVPS おすすめプラン | |||||
1-4人 | 5-10人 | 10人以上 | |||
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サーバーの購入方法 |
サーバーをお申し込みいただく際の流れをご案内いたします。 |
利用手順
Minecraft Server(統合版)のインストール |
スタートアップスクリプトの実行から、Minecraft(統合版)へログインするまでの流れをご案内します。 |
Minecraft Server(統合版)のインストール
左側のメニュー「サーバ」を選択します。右側のサーバ一覧から、スタートアップスクリプトを実行するサーバをクリックします。
「各種設定」から 「OSインストール」 をクリックします。
「標準OS」で「Ubuntu 18.04 amd64」を選択し、管理ユーザのパスワードを入力します。
「スタートアップスクリプト」で「Minecraft Server(統合版)」を選択します。
「※必ずお読みください。」をご確認いただき、「Minecraft使用許諾契約書」に同意いただけましたら、チェックボックスにチェックを入れてページ下部の「設定内容を確認する」をクリックします。
確認画面が表示されます。内容に問題がなければ「インストールを実行する」をクリックします。
インストールが開始されます。完了するまでしばらくお待ちください。
サーバの電源状態が「停止中」から「稼働中」になればインストール完了です。
Minecraftのクライアント側で使用するため、「ネットワーク情報」からIPv4の「アドレス」をお控えください。(右側にあるアイコンをクリックするとIPアドレスをコピーできます)
Minecraft Server(統合版)にログインする
ご利用のプラットフォーム(PC、ゲームコンソール、スマートデバイスなど)で、マルチプレイサーバにログインします。
※以下は「Mincraft for Windows 10」の画面です。
「遊ぶ」をクリックします。
「サーバー」から「サーバーを追加」をクリックします。
「サーバー名」と「サーバーアドレス」を入力して「保存」をクリックします。
サーバー名 | 任意の名前を入力します |
---|---|
サーバーアドレス | マルチサーバーのIPアドレスを入力します |
追加したサーバーをクリックすることで、ゲームが開始します。
Minecraftサーバーコマンドの実行
Minecraft のサーバーコマンドの一例についてご案内します。
サーバーコマンドは「screenセッション」に入った状態で実行する必要があります。
screenセッション
本スクリプトでは「screen」を利用して、Minecraftサーバーをバックグラウンド実行しています。サーバーコマンドを実行したい場合はscreenセッションに入ります。
screenセッションの一覧を表示します。
ubuntu@***-***-*****:~$ screen -ls There is a screen on: 12345.minecraft (12/11/2019 10:22:26 AM) (Detached) 1 Socket in /run/screen/S-ubuntu.
指定したscreenセッションに入ります。
ubuntu@***-***-*****:~$ screen -r 12345.minecraft
screenセッションに入るとログなどが表示されます。
この状態でサーバーコマンドを入力することにより実行が可能です。
NO LOG FILE! - setting up server logging... [2019-12-11 10:22:26 INFO] Starting Server [2019-12-11 10:22:26 INFO] Version 1.14.0.9 [2019-12-11 10:22:26 INFO] Session ID cf2ea57a-8c11-435e-a2e7-5f29035c530d [2019-12-11 10:22:26 INFO] Level Name: Bedrock level [2019-12-11 10:22:26 INFO] Game mode: 0 Survival [2019-12-11 10:22:26 INFO] Difficulty: 1 EASY [2019-12-11 10:22:29 INFO] IPv4 supported, port: 19132 [2019-12-11 10:22:29 INFO] IPv6 not supported [2019-12-11 10:22:29 INFO] IPv4 supported, port: 57594 [2019-12-11 10:22:29 INFO] IPv6 not supported [2019-12-11 10:22:31 INFO] Server started.
screenセッションを抜けるには、キーボードの「Ctrl+A」キーを押した後に「D」 キーを押します。
オペレータ権限の設定
プレイヤーにMinecraft内での管理者権限(OP権限)を付与することができます。
例:「UserName」という名前のプレイヤーにOP権限を付与する
op UserName
OP権限が付与されると、メッセージに「Opped: UserName」が表示されます。
ホワイトリストの有効化
ホワイトリストを利用することで、許可されたユーザーのみMinecraftサーバーへログインすることが可能になります。
※ホワイトリストの有効化は、screenセッションから抜けて操作してください
ホワイトリスト機能を有効化するためには、サーバー設定ファイル「/opt/minecraft/server.properties」の一部を変更します。
white-list=false ↓ white-list=true
変更後にMinecraftサーバーを再起動します。
$ sudo systemctl restart minecraft.service
ホワイトリストの追加
ホワイトリストにユーザーを追加します。
例:「UserName」という名前のプレイヤーをホワイトリストに追加する
whitelist add UserName
ホワイトリストに追加されると、メッセージに「Player added to whitelist」が表示されます。
ホワイトリストの削除
ホワイトリストからユーザーを削除します。
例:「UserName」という名前のプレイヤーをホワイトリストから削除する
whitelist remove UserName
ホワイトリストから削除されると、メッセージに「Player removed from whitelist」が表示されます。
Minecraftサーバーの起動・停止・再起動
Minecraftサーバーの状態を確認するには次のコマンドを実行します。
$ sudo systemctl status minecraft.service
起動
$ sudo systemctl start minecraft.service
再起動
$ sudo systemctl restart minecraft.service
停止
$ sudo systemctl stop minecraft.service
OS起動時やMinecraftサーバーの不正終了時に自動で起動させるには、次のコマンドで有効に設定します。
※本スクリプトのインストール後はデフォルトで「有効」になっています
$ sudo systemctl enable minecraft.service
自動起動を無効にするには次のコマンドを実行します。
$ sudo systemctl disable minecraft.service
Minecraftサーバーバージョンのアップデート
初期状態では systemd の minecraft-auto-update ユニットにより、毎朝自動で最新バージョンへのアップデートが行われるように設定されています。
自動アップデートの状態を確認するには次のコマンドを実行します。
$ sudo systemctl status minecraft-auto-update.timer
任意のタイミングで直ちにアップデートを行いたい場合は次のコマンドを実行します。
$ sudo systemctl start minecraft-auto-update.service
自動アップデートを有効にするには次のコマンドを実行します。
$ sudo systemctl enable minecraft-auto-update.timer
自動アップデートを一時的に停止する場合は次のコマンドを実行します。
$ sudo systemctl stop minecraft-auto-update.timer
自動アップデートを無効にするには、stopの後に次のコマンドを実行します。
$ sudo systemctl disable minecraft-auto-update.timer
関連リンク
「さくらのGaming script:Minecraft」について