code-server¶
さくらのクラウドのスタートアップスクリプト「code-server」に関するページです。
1. 概要¶
新規でサーバを作成する際、ウェブブラウザから利用できるエディタ code-server を初回起動時にインストールするスタートアップスクリプトです。
項目 | 概要・バージョン |
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対応OS | Ubuntu 22.04 |
スクリプト名 | code-server |
2. 事前に準備・確認する情報について¶
サーバ作成時に入力する情報を事前に確認していただくとスムーズに作成が可能となります。
※省略していただくことは可能ですが、暗号化通信(HTTPS)を利用するためには必須となります。
※ サーバのIPアドレス(http)でご利用する場合、ローカルネットワークでご使用ください。
項目 | 概要 |
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APIキー | コントロールパネルからAPIキーを作成できます。
参考: APIキーの新規作成
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DNSのゾーン名 | コントロールパネルからDNSゾーンを追加できます。
参考: DNSのゾーン作成
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注釈
Let’s Encrypt を利用して証明書を取得しますので、独自ドメインをご利用される場合は、サーバ作成前にドメインをご契約後、DNS名前解決を設定した後にご利用ください。
省略していただく場合、code-serverへのアクセスは標準で付与されるIPアドレスを用いたHTTP接続となります。
3. サーバ作成について¶
「code-server」スタートアップスクリプトは以下の手順で作成・設定を行います。
サーバの作成手順(1):コントロールパネルへログイン¶
サーバコントロールパネル へログインします。
サーバの作成手順(2):作成するサーバ情報を選択する¶
メニューの「サーバ」をクリックし、右上の緑ボタン「追加」をクリックします。
※サーバ作成時に、シンプルモードのチェックを外します。
サーバプラン、ディスク、NICの項目に情報を入力してください。
※ディスクのアーカイブは、[Ubuntu 20.04]を選択します。
サーバの作成手順(3):スタートアップスクリプトの指定¶
ディスクの修正項目から「スタートアップスクリプト」のラジオボタンで「shell」を選択し、「配置するスタートアップスクリプト」で「code-server」を選択します。
入力項目 | 説明 |
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APIキー(ドメインを設定する場合:必須) | APIキーを選択します。DNSのAレコード登録に利用します
入力例 )さくらのクラウドにて作成済みのAPIキーから選択
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DNSゾーン名(ドメインを設定する場合:必須) | さくらのクラウドDNSで管理しているDNSゾーン名
入力例 ) example.com
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サブドメイン名(ドメインを設定する場合:必須) | code-serverにアクセスするためのドメイン
入力例 )code-server
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メールアドレス(ドメインを設定する場合:必須) | Let’s Encryptの証明書発行で利用するメールアドレス
入力例 ) example@sakura.ne.jp
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パスワード(必須) | code-serverにブラウザから接続する際の認証に使用するパスワード
入力例 )ご自身で決められたパスワード
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※サブドメイン名については、指定のDNSゾーンにてレコードが既に登録されている場合はエラーとなります。
実際の入力画面は以下の写真をご覧ください。
サーバの作成手順(4):作成完了¶
サーバの情報項目に任意の名前や説明を入力後、右下の緑ボタン「作成」をクリックしてサーバの作成は完了です。
4. code-serverの利用について¶
サーバ作成後、以下の手順でcode-serverの利用ができるかご確認ください。
動作確認(1):サーバ状況の確認¶
作成したサーバが起動していることをコントロールパネルから確認します。
(起動している場合、ステータスが緑色になっています。)
動作確認(2):ブラウザへアクセス¶
お使いのブラウザからサーバのアドレスにアクセスします。
サーバ作成時にゾーン名とサブドメインを入力した場合、入力していただいた値を組み合わせてアドレスバーに入力します。
例: ゾーン名に「example.com」サブドメイン名に「code-server」を入力して作成した場合、「code-server.example.com」でアクセス
サーバ作成時にAPIキーを選択していない場合、サーバーのIPアドレスをアドレスバーに入力します。
(サーバのIPアドレスはコントロールパネルのサーバ一覧のNIC欄から確認できます。)