[更新: 2017年3月29日]
さくらのクラウドのスタートアップスクリプト「Magento」に関するページです。
1. 概要
Magento とは
Magentoは多言語に対応した EC サイトのプラットフォームです。拡張性に優れており、北米やヨーロッパを中心に広く使われています。スタートアップスクリプトを使うことで、MagentoのComunity Editionを動かすために必要なウェブサーバとデータベースを自動的にセットアップします。
セットアップされる環境
概要・バージョン | |
Ubuntu 16.04 LTS | |
2.1.5 | |
Apache 2.4.18 ドキュメントルートは /var/www/magento/ |
|
PHP 7.0.17-2 | |
MySQL 5.7.17 |
※2017年3月24日現在
2. 利用手順
「Magentoスタートアップスクリプト」は以下の手順で作成・設定を行います。
事前準備
■Magento Marketplaceのpublic keyとsecret keyの準備:
あらかじめMagentoマーケットプレイスで会員登録をお願いします。
つぎに、リストから、public keyとprivate keyを作成しメモしておきます。すでに作成済みのものがあればそちらを利用しても構いません。
サーバの作成
通常のサーバ作成と変わる、特徴的な点のみ解説します。
サーバの作成手順(1)
左メニューの「サーバ」をクリックし、右上の「追加」をクリックします。
サーバ作成時に、シンプルモードのチェックを外します。
サーバプランは、仮想コア:4コア、メモリ:8GB以上を推奨します。低スペックの場合インストールが失敗することがありますのでご注意ください。
アーカイブは、[Ubuntu Server 16.04.1 LTS 64bit]を選択します。
サーバの作成手順(2):スタートアップスクリプトの指定
スタートアップスクリプトは、[Magento]を選択します。
以下のようなオプションが表示されるため、それぞれ入力します。
■Magento管理者アカウントのメールアドレス:
各種通知をするメールアドレスのを入力します。インストール完了時にログインパスワードも通知されます。
■Magento Marketplaceのpublic keyとprivate key:
あらかじめ作成して置いたMagentoマーケットプレイスの、リストからpublic keyとsecret keyをコピーして入力します。
■Magentoのサンプルデータをインストールする:
デモ用のデータをインストールし、使い勝手をすぐに確認できます。
3.サーバ起動後に実施推奨する作業
スタートアップスクリプトの削除
実行したスタートアップスクリプトが以下のディレクトリに保存されています。パスワード等も記載されているため、削除してください。
“/root/.sacloud-api/notes/スタートアップスクリプトID/” 以下に配置
正常に実施出来なかった場合はログを確認ください。詳細は、スタートアップスクリプトページをご参照ください。
Magento 管理画面の確認
ログインURLと管理者IDとパスワードは先ほど入力したメールアドレスに届きます。ログイン後はパスワードを変更する事をお勧めします。
また、さらに詳しい Magento 関連の初期設定情報の詳細は “/home/ubuntu/info.txt” をご参照ください。info.txt は、確認後に必ず削除してください。