[更新: 2017年5月11日]
さくらのクラウド「Pleskプラン」についての情報です。初期設定など実際に使用するにあたっての技術的な情報を中心に掲載しています。
Plesk Onyxについて
Plesk Onyxは、Webデベロッパーが開発作業に専念できるように、開発・構築/セキュリティ/運用に関わるプラットフォームの管理機能を提供するアプリケーションです。
ドメイン名を設定すると、PHPバージョンの選択、Nginx構成、DB管理、git連携、Rubyサポート、NODE.JSサポート、Docker管理・連携、WordPress 構築・運用・アップデート・管理など、最新のウェブアプリケーションの構築・開発効率を高めるための様々な機能がPleskを通して提供されます。
提供OS・プラン
以下1種類のOS・プランを提供しています。
OSバージョン | 提供プラン |
---|---|
CentOS7.x | Plesk Onyx Web Pro Edition |
Plesk Onyx Web Pro Editionは、30ドメインのホスティングに対応し、WordPress Toolkitや、Developer Pack、契約管理、アカウント管理に対応しています。
ライセンス料金
Pleskプランを使用するにあたっては、サーバ・ディスク料金の他、以下のライセンス使用料金が必要となります。
Plesk Onyx Web Pro Edition(CentOS7.x) | 2,052円 |
※ライセンス料金はディスクに課金されます。そのためサーバを起動していなくともPleskがディスクにインストールされている状態であればライセンス料金が発生します(アーカイブとして保管されているものについてはライセンス料金は発生しません)。
※月額料金のみで、日割り、時間割はありません。サーバ+ディスクを作成して削除して、作成し直すと2ヶ月分の料金が発生しますのでご注意ください。
※ライセンス料金には、Plesk自体のライセンスと日本語ランゲージパック(LP)の料金は含まれています。その他のエディション、オプション、エクステンション等には対応しておりません。
ご利用の手順
Plesk 管理画面は、https://(サーバのIPアドレス):8443 になります。さらに詳しいご利用の手順は以下のスライドをご参照ください。
同じ内容のPDFファイルは以下からダウンロード出来ます。
さくらのクラウドでのPlesk Onyx導入手順
追加コンポーネント | fail2ban,nodejs,ruby,letsencrypt,modsecurity |
---|---|
fail2ban | 有効化。ssh/sshd/plesk-proftpd 有効化。 |
パスワード強度 | 標準以上に設定 |
rootログイン | Pleskパネルへのrootログイン禁止設定 |
言語 | 日本語(デフォルト)・英語 |
(2017年5月11日現在)
ファイアウォールの設定確認
Pleskでは各機能毎に以下のポートを利用します。
機能をご利用されない場合に不要なアクセスを防ぐためfirewalldの設定または、パケットフィルタ、ファイアウォール(VPCルータ)などをご活用ください。
メール受信系 | 110 POPO3 / 143 IMAP / 993 IMAPS / 995 POP3S / 4190 Sieve (メールフィルタリング) |
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メール送信系 | 25 SMTP / 465 SMTPS |
FTP | 21 FTP / 20 FTP-DATA |
Web | 80 HTTP / 443 HTTPS |
その他 | 22 SSH / 53 DNS |
Plesk | 8443 Plesk(HTTPS) / 8447 Plesk Update |
Plesk Onyxのセキュリティに関しましては、さくらのナレッジ「Plesk – 忘れてはいけないセキュリティ向上のための初期設定」も併せてご参照ください。
サポート
Plesk Onyxの利用権(ライセンス)を提供するとともに、基本的な機能の案内についてのみ提供します。各種機能の詳細についてのお問合わせについてはお受け出来ません。また、障害調査の際にお客様の仮想サーバやPlesk管理コンソールからのお客様環境へのログインは実施いたしません。
※収容する仮想サーバやストレージ、ネットワーク等の不具合や動作に関するお問い合わせにつきましては通常通りお受け致します。
ご利用方法や不具合に関しましては、Plesk公式が提供するPleskドキュメント(日本語/英語)、Pleskナレッジベース(日本語/英語)をご参照ください。
Pleskのサポート範囲について(2017年5月8日時点)
・以下の内容に限りサポートいたします。
- Pleskの機能の案内(ドメインの追加、メールアドレスの追加・削除、FTP/SCPの設定、データベース追加など、マニュアルをご提供している範囲)
- ライセンス更新に関してのお問い合わせ
- さくらのクラウドのインフラ障害に関するお問合わせ
・サポート対象外の例
- お客様サーバへのログイン・操作が必要な調査・サポート
- Pleskが提供するオープンソースソフトウェアの利用方法の問合せ、仕様・不具合に関する問合せ
- オプション、エクステンション(拡張機能)、サードパーティーソフトウェア、アプリケーションカタログ、Dockerコンテナについてのサポート
Pleskのマニュアル
- Plesk マニュアル(日本語)
- 公式 Plesk でウェブサイトの管理を始める(日本語) (当社サポート対象外)
- 公式 Pleskドキュメント(日本語/英語) (当社サポート対象外)
- 公式 Pleskナレッジベース(日本語/英語) (当社サポート対象外)
ご注意事項
再インストールについて
・PleskがインストールされているディスクのみPleskの再インストールが可能です。
・Pleskがインストールされているディスクに再インストールできるのはPleskのみとなります。
ライセンス認証について
・サーバ+ディスクの作成時、インターネット接続性が無い環境や、ライセンスサーバへの疎通が出来ない環境(パケットフィルタリングで制限等)でインストールを行うと正常にライセンスがアクティベーションされません。かならず、ka.plesk.com:5224へ接続性の有るネットワークで構築してください。
・ライセンスは1ヶ月に1回更新されます。ka.plesk.com:5224への接続性は運用開始後も維持してください。ライセンスが万が一失効した場合はサポートセンターまでお問い合わせください。
その他ライセンスについて
・Pleskのライセンスが利用できるのは、インストールされている当該サーバでのみとなります。異なるサーバやさくらのクラウド以外の他の環境へ転用することは出来ませんのでご注意ください。
・Plesk Onyx のディスクをアーカイブすること、アーカイブから書き戻すことは可能ですが、ディスクの内容が同一のため同一のライセンスキーが付与されています。途中まで設定済みのサーバをアーカイブし、複数台のディスクにコピーするような運用はできません。ご注意ください。複数台利用する場合は、それぞれ最初からインストールから行ってください。
・Plesk Onyx以前の旧エディションへのダウングレードは出来ません。
・Plesk Onyx Web Proエディション以外のエディションへの変更は出来ません。
・お客様所有のライセンスの持ち込みには対応しておりません。