[更新:2017年05月31日]
アプライアンス「データベース」についての情報です。
1.概要
「データベース」アプライアンスは、コントロールパネルからの操作でクラウド上に素早くデータベース環境を導入することが出来る仮想アプライアンスです。
小規模なサービスや開発環境などの用途に手軽に導入できます。
料金
月額 | 日額 | 時間額 | |
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仕様
「データベース」アプライアンスが提供する機能は以下のとおりです。
10GBプラン | 30GBプラン | 90GBプラン | 240GBプラン | |
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東京第1ゾーン/石狩第2ゾーン | ||||
1コア2GBメモリ | 2コア4GBメモリ | 4コア8GBメモリ | 8コア16GBメモリ | |
10GB | 30GB | 90GB | 240GB | |
障害時は自動復旧プログラムにより自動で再起動します。 詳細は ホストサーバの障害時はどのような動作になりますか?をご参照ください。 ※復旧時間目安:10~15分程度(アプライアンスの起動完了まで) |
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PostgreSQLまたはMariaDB | ||||
DBのユーザのユーザ名及びパスワードを設定することが出来ます | ||||
任意で設定可能 | ||||
IPアドレスで指定可能 | ||||
phpPgAdmin(PostgreSQL) phpMyAdmin(MariaDB) |
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任意のタイミングに手動または指定した時間に自動でデータベースのバックアップを取得できます。 自動バックアップは世代管理(8世代)に対応しています。 ※バックアップは上記データ容量とは別の領域に保存され、データ容量を圧迫することはありません。 |
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グローバルIPアドレスが付与される接続先 ・ルータ+スイッチ プライベートIPアドレスが付与される接続先 ・スイッチ |
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コントロールパネルよりデータベースのシステムログを確認する機能を用意しています。 | ||||
メモリやディスクの利用量をアクティビティ画面より確認することが出来ます。 |
各RDBMSに依存する固有の仕様については以下ページをご参照ください。
・PostgreSQL
・MariaDB
2.利用手順
「データベース」アプライアンスは以下の手順で作成・設定を行います。
新規作成
コントロールパネルで「東京第1ゾーン」を選択します。
左メニューの「データベース」をクリックし、右上の「追加」をクリックします。
以下の画面で設定項目を入力し、右下の「作成」をクリックします。
「バックアップ」チェックボックスにチェックを入れると、バックアップ機能が有効になり、バックアップの設定項目が表示されます。
■必須入力項目
・データベース:「PostgreSQL」「MariaDB」のいずれかを選択
・デフォルトユーザ名
・(デフォルトユーザの)パスワード
・ポート番号(任意指定可能。デフォルト値は5432[PostgreSQL]3306[MariaDB])
・送信元ネットワーク
「送信元ネットワークを制限する」にチェックを入れると、以下のように入力フォームが表示されます。IPアドレスを入力し、ポップアップをクリックして登録します。
・WEB UI
phpPgAdmin/phpMyadminを利用する場合は「はい」を、利用しない場合は「いいえ」を選択します。
・バックアップ
バックアップを取得する時間を指定します。
・接続先スイッチ
- ルータ+スイッチに接続
ルータ+スイッチに割り当てられているグローバルIPアドレスから選択します。
- スイッチに接続
プライベートIPアドレスを入力します。
■任意入力項目
・名前
・説明
・タグ
・アイコン
「作成」ボタンをクリック後、一覧画面を表示すると「有効状態」がコピー中となります。
※コントロールパネルの表示は自動では更新されません。左上のリロードボタンをクリックしてください。
詳細画面
一覧画面に表示されている対象データベースの行をダブルクリックすると、詳細画面に遷移します。
「情報」タブ
「設定」タブ
「バックアップ」タブ
「ログ」タブ
「アクティビティ」タブ
設定変更
作成済みのデータベースの詳細画面の、画面右上「データベースの変更」のボタンを押下することで設定の変更を行うことが出来ます。
デフォルトユーザのパスワードを変更します | |
データベースへの接続に利用するポート番号を変更します | |
データベースへのアクセスを許可する送信元ネットワークを設定します | |
ブラウザ経由での管理画面の有効無効を設定できます | |
実行する時間帯(毎日) | 1日1回の自動でのバックアップを行う際の開始時刻を設定できます |
設定変更後にはデータベースの再起動が行われる場合があり、一時的に接続できない時間帯が発生する可能性がありますので、ご了承ください。
WEB UIの利用方法
作成時または設定画面よりWEB UIを利用する設定にしている際には、「設定」のタブの中に表示されるWEB UIのリンクアドレスをクリックすることで、RDBMSに対応するWEB管理画面が開きます。
自己証明書を使用しているためアクセスを行なった場合接続のための証明書の確認が表示されますが、接続先に間違いがないことを確認のうえアクセスを継続してください。
選択されているデータベースエンジンに対応したWEB UIの画面が表示されます。
バックアップの利用方法
「バックアップ」のタブの中より、データベースのバックアップ管理操作が行えます。
提供されている管理機能は以下の通りです。
バックアップの取得
画面の右下の「追加」ボタンより任意のタイミングでバックアップを取得することが出来ます。
※データベース内に格納されているデータ量に応じて取得に必要となる時間は変動します。
※バックアップ取得の際にはデータベース内のデータへのアクセスを控えて頂きますようお願い致します。
バックアップの削除ロック
バックアップは毎日指定された時間に毎日取得されて、取得された世代数が「世代管理」で設定されている件数を超過した際には一番作成日時が古いものをバックアップ取得後に削除します。
この際に自動的に削除される事のないように、バックアップの一覧の左に表示される鍵アイコンで管理することが出来ます。
・鍵アイコンが解錠状態:世代管理で自動で削除される対象となります
・鍵アイコンが施錠状態:世代管理で自動で削除されません。その場合次の作成日時のバックアップが削除の対象となります
削除ロックするには、鍵アイコンをクリックします。
「実行」ボタンをクリックします。
鍵アイコンが施錠状態に変更されていれば削除ロックは完了です。
バックアップの復元
バックアップ一覧の右メニューよりバックアップを現在のデータベースへ復元することが出来ます。
復元を行う際には現在の状態のバックアップが作成され、その後選択されたバックアップがデータベースへ書き戻されます。
※データベース内に格納されているデータ量に応じて取得に必要となる時間は変動します。
※バックアップ復元の際にはデータベースへのアクセスが出来ない時間が発生いたします。
バックアップの削除
バックアップ一覧の右メニューよりバックアップを削除することが出来ます。
ログの確認方法
「ログ」タブの画面よりデータベースのシステム及びRDBMSのログを確認することが出来ます。
解析の際にお役立てください。
※上記画面はPostgreSQLのログ表示画面です。MariaDBでは「mariadb.log」タブにログが表示されます。
systemctl
データベースに関するシステムのログ情報となります。
DBエンジンごとのログ
データベースのソフトウェアが出力するログを確認することが出来ます。
PostgreSQLエンジンを選択している際に火曜日に取得したログは「postgresql-Thu.log」と表示されます。
MariaDBエンジンを選択している際に取得した日付が「mariadb-20170215.log」と表示されます。
なお、ログは最大7日間分のみを表示します。
なお、データベースのソフトウェアが出力するログはLogファイルの形式でダウンロードを行うことが可能です。
コントロールパネル上に表示される「LOGファイルをダウンロード」ボタンを押下ください。
※ログの記録容量によってはダウンロード開始までに時間がかかる場合や失敗となる場合もございます。
注意事項
・データベースアプライアンスの機能拡張によるアップデート作業に伴い、予告なく停止を伴う作業が発生する場合もございます。
・バックアップの取得や復元機能はデータの整合性を保証するものではありません。
・ログ機能はご利用されるお客様でご活用頂くものであり、解析の代行などは承っておりません。