CentOS 5

さくらのVPSでは、カスタムOSインストール機能を利用することで、お客さまのご希望のOSを選択し、利用することができます。
ここでは、CentOS 5のインストール方法について説明します。

前提条件

  • 本マニュアルを確認する前に、OS再インストールマニュアルを確認してください。
  • 仮想マシンにネットワークインストール用のOSインストールCD-ROMのマウントが行われたのち、CD-ROMからのブートにてOSインストーラの起動を行います。
  • OSインストーラの起動後は、OSのインストーラに沿った以下のステップのインストールを対話式に進めていくことで、VPSへのOSの新規インストールが完了します。
    • キーボードレイアウトの選択
    • ネットワークの設定
    • パーティションの設定
    • ホスト名の設定
    • rootパスワードの設定
    • OSインストール処理の開始
    • OSインストール処理の完了とVPSの自動シャットダウン
  • インストール設定を自動化している項目があるため、通常のOSインストールとは一部手順が異なります。
  • 本記載のマニュアルは、64bit版OSならびに、32bit版OSで利用できます。

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設定手順

STEP 1インストーラの起動

1VNCコンソール画面上にCentOSのOSインストーラ起動画面が表示されます。『 Enterキー 』を押してインストールを開始します。

CentOSインストーラー

STEP 2キーボードレイアウトの選択

1ご利用中の環境に合わせたキーボードレイアウトを選択し、『 OK 』で次のステップへ進みます。

CentOSインストーラー

※ 例では、jp106を選択していますが、お使いの環境に応じたキーボードレイアウトの選択を行ってください。

STEP 3ネットワークの設定

1ネットワークの設定画面が開きます。

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2Enable IPv4 support 』のチェックが入った状態で、『 Manual Configuration 』にチェック、IPv6に関しましては現在提供しておりませんので、『 Enable IPv6 support 』のチェックを外した状態で『 OK 』で次へ進みます。

CentOSインストーラー

3TCP/IPの設定で「 VPSコントロールパネル 」に表示されているネットワーク情報を参考に、『 IPアドレス 』『 ネットマスク 』『 ゲートウェイアドレス 』『 ネームサーバ 』の情報を入力します。

CentOSインストーラー

注意事項
  • ここでの入力情報を間違えると、その後のインストール処理が中断します。
  • ネットワーク情報入力を間違ったことでインストール処理が中断してしまった場合は、再度「 VPSコントロールパネル 」よりカスタムOSインストールのやり直しを行ってください。

4正しくネットワーク設定を行うと、下記の画面に切り替わりOSインストール処理が続行します。

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STEP 4パーティションの設定

1Remove all partitions on selected … 』の項目を選択し、ドライブにチェックが入っていることを確認したうえで『 OK 』で次に進みます。

CentOSインストーラー

  • ※ 手動でパーティションの設定を行います。
  • ※ 新規インストールとなるため、既存のパーティションを削除し、新しいレイアウト作成を行います。
  • ※ その他の項目を選択し、新規OSのパーティションを構成することも可能ですが、マニュアルの掲載は行いません。
  • ※ さくらのVPS 1G以上のサービスには、追加のハードディスク(hdb)があります。

2既存のすべてのパーティション(データ)が削除される旨の警告が表示されます。『 Yes 』で確認します。

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3OSのデフォルトで設定されるパーティションの確認が表示されます。必要に応じて『 Yes 』でパーティションレイアウトの確認および、変更等を行ってください。

CentOSインストーラー

参考情報

No 』を選択した場合は、以下のようなレイアウトで自動的に構成されます。

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STEP 5ホスト名の設定

1再度ネットワーク設定を聞かれます。『 No 』で先に進みます。

CentOSインストーラー

※ ここでの設定をスキップすることで、前の手順で行ったネットワーク設定が反映されます。

2ゲートウェイアドレスとDNSサーバの確認が入ります。空白になっている『 Secondary DNS 』の欄に、ネットワーク情報を参考にセカンダリDNSのアドレスを入力します。

CentOSインストーラー

3ホスト名の入力画面が表示されます。デフォルトでは弊社よりランダムに割り当てているホスト名が入った状態となっています。 デフォルトのホスト名より変更される場合は、『 manually 』にチェックを入れた状態で、お客さまでご利用される任意のホスト名を入力します。 特に変更の必要がなければ、デフォルトの設定(IPアドレスの逆引きで得られるホスト名)のまま『 OK 』で先に進みます。

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STEP 6rootパスワードの設定

1rootパスワードを設定します。

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注意事項
  • rootパスワードは少なくとも6文字の長さが必要です。
  • 入力するパスワードは画面に反映されません。
  • パスワードは2回入力します。2つのパスワードが一致しないときは、入力しなおすよう要求されます。

STEP 7OSインストール処理の開始

1OSインストールの処理が始まります。進捗状況が画面より確認できます。

CentOSインストーラー

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STEP 8OSインストール処理の完了とVPSの自動シャットダウン

1OSのインストールが完了すると、VPSが自動的にシャットダウンします。

CentOSインストーラー

2OSシャットダウン後、VNC接続も切断されます。インフォメーションを『 OK 』で閉じてください。

CentOSインストーラー

STEP 9VPSホーム画面への移動

1VPSコントロールパネルに戻り、『 VPSホーム 』をクリックします。

VPSコントロールパネル

※ VPSホームを起動することで、インストーラの画面が閉じます。

STEP 10サービスの起動

参考情報

OS再インストール後は「 仮想サーバ情報 」内のステータスが『 停止 』と表示されています。

1「 仮想サーバ情報 」にある『 起動 』ボタンを押します。

サービスの起動

2サービスが起動すると、ステータスが『 稼働中 』に切り替わります。

サービスの起動