SSL/TLSを用いたメールの送受信について
メールサーバ(SMTP,POP)への接続に SSL/TLS を用いることが可能です。
本マニュアルでは、各メールソフトウェアごとの設定方法をご案内します。
前提条件
- ソフトウェア本体や不具合に関するお問い合わせは、ソフトウェアに付属の解説書、 ヘルプをご確認の上、ソフトウェアの製造元にお問い合わせください。 さくらインターネットでは以下に記載する設定に関し、その責任を負いかねます。 あらかじめご了承ください。
- ウイルススキャンソフトの設定
接続元のコンピュータにおいて、ウイルススキャンソフトなどが動作していると、 警告が表示されてしまうこともあります。 暗号化通信機能をご使用になる前に警告設定の見直しを行ってください。 - 暗号化の対象となるドメイン
本機能では初期ドメイン(*.sakura.ne.jp)のみが暗号化の対象となります。 お客さまにてお持ちの独自ドメインや、さくらのサブドメインで設定を行うと、 メールソフトウェアが警告として表示することもあります。 - 使用している証明書について
共有SSL用に用意している証明書は GoDaddy,Inc. のものを使用しています。 アクセス時にエラーとなる場合はお手元のコンピュータに証明書が存在するかどうかご確認ください。
Microsoft Outlook 2007の場合
詳細設定画面の表示
Microsoft Outlook 2007 を起動し、上部メニューバーの『 ツール(T) 』から『 アカウント設定(A)... 』をクリックします。
設定を行いたいメールアカウントを選択し、『 変更(A)... 』をクリックします。
「 電子メールアカウントの変更 」画面の『 詳細設定(M)... 』をクリックします。
「 インターネット電子メール設定 」画面の『 詳細設定 』タブをクリックします。
詳細設定の編集
受信サーバ、送信サーバの暗号化設定を行います。
設定が完了したら、『 OK 』をクリックします。
メール受信サーバからお手元のコンピュータまでの経路を暗号化する場合
『 このサーバは暗号化された接続(SSL)が必要(E) 』をチェックします。
お手元のコンピュータからメール送信サーバまでの経路を暗号化する場合
『 使用する暗号化接続の種類(C): 』で、『 TLS 』を選択します。
設定が完了したら、『 OK 』をクリックします。
Windows Live メールの場合
詳細設定画面の表示
Windows Live メールを起動し、上部メニューバーの『 ツール(T) 』から『 アカウント(C)... 』をクリックします。
※ メニューバーが表示していない場合は、『 メニュー 』アイコンから、『 メニューバーの表示(M) 』を押すと、メニューバーが表示されます。
設定を行いたいメールアカウントを選択し、『 プロパティ(P) 』をクリックします。
「 プロパティ 」画面の『 詳細設定 』タブをクリックします。
詳細設定の編集
受信サーバ、送信サーバの暗号化設定を行います。
お手元のコンピュータからメール送信サーバまでの経路を暗号化する場合
「 送信メール(SMTP)(O): 」の下部にある『 このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要(Q) 』をチェックします。
メール受信サーバからお手元のコンピュータまでの経路を暗号化する場合
「 受信メール(POP3)(I): 」の下部にある『 このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要(C) 』をチェックします。
設定が完了したら、『 OK 』をクリックします。
Becky! Internet Mail ver.2の場合
詳細設定画面の表示
Becky! Internet Mail ver.2 を起動し、上部メニューバーの『 ツール(T) 』から『 メールボックスの設定(M)... 』をクリックします。
詳細設定の編集
受信サーバ、送信サーバの暗号化設定を行います。
メール受信サーバからお手元のコンピュータまでの経路を暗号化する場合
「 POP3サーバ(受信)(M): 」の右側にある『 POP3S 』をチェックします。
以下のようなメッセージが表示されます。『 はい 』をクリックします。
お手元のコンピュータからメール送信サーバまでの経路を暗号化する場合
「 SMTPサーバ(送信)(S): 」の右側にある『 SMTPS 』をチェックします。
以下のようなメッセージが表示されます。『 いいえ 』をクリックします。
『 詳細 』タブをクリックし、以下ポート番号に変更されていれば、設定ができています。
設定が完了したら、『 OK 』をクリックします。
Mozilla Thunderbird 3の場合
詳細設定画面の表示
Mozilla Thunderbird 3 を起動し、上部メニューバーの『 ツール(T) 』から『 アカウント設定(S)... 』をクリックします。
詳細設定の編集
受信サーバ、送信サーバの暗号化設定を行います。
メール受信サーバからお手元のコンピュータまでの経路を暗号化する場合
「 アカウント設定 」の左側の『 サーバ設定 』をクリックします。
『 接続の保護(U): 』を『 SSL/TLS 』へ変更します。
お手元のコンピュータからメール送信サーバまでの経路を暗号化する場合
「 アカウント設定 」の左側の『 送信(SMTP)サーバ 』をクリックします。
「 送信(SMTP)サーバの設定 」で変更したいアカウントを選択し、『 編集(E)... 』をクリックします。
『 接続の保護(N): 』を『 STARTTLS 』へ変更し、『 OK 』をクリックします。