ProFTPDサーバのインストール
FreeBSD、Debian Linuxに最初から付属しておりますFTPサーバは、標準的な機能しかもっていないため、WEB上でさまざまなサービスを実現するためには、FTP サーバを入れ替えなければなりません。
ここでは、セキュリティ的に信頼性が高く、設定が安易に行えるProFTPD について解説します。
Proftpdのインストール
FreeBSD portsを使用してインストール
# cd /usr/ports/ftp/proftpd
# make
# make install
Debian Linux aptを使用してインストール
# apt-get install proftpd
Proftpd 設定ファイルのパス
FreeBSD (portsを使用) | /usr/local/etc/proftpd.conf |
---|---|
Debian Linux (aptを使用) | /etc/proftpd.conf |
項目別設定
ServerName
サーバにログイン時に表示されるコメントを記述します。
ServerType
ProFTPDの起動モードの設定です。inetdモードを指定する場合は、inetd.confの設定が必要です。xinetd 経由で起動する場合も、inetdと指定します。
Port
Port番号を指定します。21番が標準となります。
User Group
ProFTPDを実行するユーザIDとグループIDを指定します。
MaxInstances
スタンドアロンモードで起動した場合に子プロセスの最大数を設定します。
DefaultRoot
ルートディレクトリを設定します。以下の設定は、ユーザのホームディレクトリより上位階層にアクセス出来なくします。
DefaultRoot ~
<Anonymous /var/ftp/> ~ </Anonymous LOGIN>
AnonymousFTPを設定します。AnonymousFTPを使用しない場合は、コメントアウトしてください。
<Limit LOGIN> ~ </Limit LOGIN>
サーバへの接続にアクセス制限を設けます。以下の設定は、192.168.0.1のみ接続を許可し、それ以外は全て接続を拒否する設定です。
<Limit LOGIN>
order allow, deny
allow from 192.168.0.1
deny from all
</Limit LOGIN>