Interop Tokyo 2013 ShowNetにおけるIPv4/IPv6共存技術の取り組み

shownet20130925v1皆さまこんにちは。さくらインターネット研究所の大久保です。

ちょっと前の話になりますが、2013年6月上旬に開催されたInterop Tokyo 2013に、ShowNet NOCメンバーとして参加させていただきました。

昨今、IPv4アドレス枯渇によるスムーズなIPv6への移行をサポートするためのIPv4/IPv6共存技術の標準化が進んでおります。当方では、様々なメーカ様からコントリビューションいただいた各種共存技術の相互接続検証を担当いたしました。今回は商用レベルの品質を目指して構築を行い、会期中のトラブルは全くなく安定運用できたことから、IPv4/IPv6共存技術は実用段階に入っていることを示すことができました。

検証内容や結果の詳細については、2013/9/6に開催された電子情報通信学会インターネットアーキテクチャ研究会にて発表いたしました。その際のスライドを以下においておりますので、ご興味がございましたらご覧ください。

IPv4/IPv6共存技術の現状とShowNetでの相互接続検証結果について

ethtoolの40GbE supportについて

40gbe-ethtool3.5-v1-201305031みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

40Gigabit Ethernet NICやSwitchも、だんだんと普及に向けた歩みを示していますが、Linux上のネットワーク管理ツールのひとつである ethtoolも、しっかりと追従してきています。

Ethernet NICを管理する上で、欠かせないツールでもありますので各ベンダーからリリースされる製品の対応状況などは、皆様しっかりご確認ください。

参考:「10/40GbE研究報告のお知らせ

IDF13: PCIe-Base ToR Switch

807756716みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年9月10日~12日に米国サンフランシスコにて開催されたIntel Developer Forum 13で見つけた技術情報を共有致します。

PLX Technology社が開発した新しいPCI Express-Base Top-of-Rack Switchが展示されていましたので共有致します。

ExpressFabricと呼ばれる技術では、IAサーバーとI/Oモジュール(NICなど)とストレージを一つのPCI Express Gen3 Fabricに統合することを目指しています。

SPOF(Single Point of Failure)のような単一障害点は確かに気になりますが、新しいシステムの形として興味深いものがありました。

IDF13: HP Moonshot System

807743958みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年9月10日~12日に米国サンフランシスコにて開催されたIntel Developer Forum 13で見つけた技術情報を共有致します。

HP社が開発した高密度サーバーであるMoonshot Systemの展示がありました。

「特定の用途・アプリケーション向けに無駄のないスペックを提供し、圧倒的なコスト効率を実現」と、既存ニーズとは異なる市場向けに創られた機器は、大型計算機に似た感覚が思い出されます。

 

IDF13: NVMe Controller & Adapter

807753396みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年9月10日~12日に米国サンフランシスコにて開催されたIntel Developer Forum 13で見つけた技術情報を共有致します。

PMC-Sierra社が開発したNVM Express Controllerを搭載した各社が開発したPCIe SSD Adapterの展示があり、製品出荷は2013年末以降ということですが、いよいよ世に新しい技術が出てくる段階となりました。

IDF13では私も SSDL001 - Hands-on Lab: Compiling the NVM Express Linux* Open Source Driver and SSD Linux Benchmarks and Optimizations というラボに参加しましたが、実装段階の決め細やかなNVMeの挙動は興味深いものでした。

視覚を通じた情報共有への取り組み(3)

geo-taged-imagesII-20130110みなさま、こにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

以前、「視覚を通じた情報共有への取り組み(2)」で少し触れましたが、次世代空間情報の実験を開始しています。

手始めにGPS搭載防水カメラにEye-Fiを挿し、iPhone5を経由してFTPサーバーにデータを格納する基礎実験を行いました。

結果は良好で、画像にしっかりとGPS情報が格納された状態のデータを遠隔地のFTPサーバー上で確認することが出来ました。

画像は360°を一気に撮影できる全天周レンズを用いていますので、災害時など一括して現場の情報を相手と共有したい場合には有効な手段ではないかと感じています。

本実験は、今後も継続的に取り組んでまいりますので、結果が出てましたら皆様に共有致します。

 

40GbE H/W Offload NICとHyper-V Server 2012

40gbe-hw-hyperv-20130824v1みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

40GbE Hardware Offload NIC評価のお知らせ」でもご紹介いたしましたが、今回はMicrosoft社のHyper-V Server 201240Gigabit Ethernet Hardware Offload NICが導入可能かを見ています。

確かにChelsio Communication社より、当該Windows 2012向けドライバはリリースされていますが、いまのところは幾つかの点でインストール・エラーが確認されています。

今後も粘り強く動作確認を行いつつ、皆様に情報共有できればと思います。

IDF13: 18 SATA M/B

807736689みなさま、こんにちは。さくらインターネット研究所 松本です。

2013年9月10日~12日に米国サンフランシスコにて開催されたIntel Developer Forum 13で見つけた技術情報を共有致します。

Seavo社が新しく開発した18 SATAを搭載するマザーボードの展示が行われていました。

多ポート化が進むストレージ向けマザーボードもついに、ここまで来たか…というのが素直な感想です。